『 食券の物語 〜〜サイドストーリー(SS)ある日の謎編〜〜 』
『 食券の物語 』
〜〜サイドストーリー(SS)ある日の謎編〜〜
1
謎である。本当に謎で仕方がないのだ。
え? 何が謎だって?
そんなに知りたいならしょうがない。教えてあげようじゃないか!
平日の朝、あんだけ憂鬱な気持ちで外に出たのに学校につくと、そんな憂鬱感がなくなるのはどうしてなんだろう? ということなのだ。
例外な人もいるだろうが、僕はそう思ってしまうのだ。
その答えはすぐに見つかるもので、結論はこの日常が習慣化されてるから。
他の部分もあるが一番の要因としては正しいだろう。
2
ある日のこと、二時間目の授業終わりの休み時間の出来事。
俺はエアコンが効いてる場所とサウナ状態の教室を回っていたため、体調を崩していた。つまり緊急事態ということだ。
「やばい、お腹がぁぁぁ痛いよぉぉぉ」
そういって向かった先は少し離れた人通りが少ない三階のトイレへと向かった。
なかなか人が通らないからほかのトイレより比較的綺麗なため最近利用していた。
洋式と和式どちらを使おうか迷っていた。
洋式は奥に一つしかないため人の有無を確かめた。
誰もいなかったためどっちにしようか悩んだ末、和式にした。
お腹の痛みとの葛藤の中、奥で水が流れる音がした。
大用の大きな音だった。
しかもこれは俺が和式に入って1分もたっていなかった。
まあ気にせずお腹とのけんかを続けていたのだが、
その間にも2、3回流れるのが続いた。
未だに謎である。
怖いなぁ未知なものって