『 例えば ~~1つの箱の中で流れる存在~~ 』
『 例えば 』
~ 1つの箱の中で流れる存在 ~
例えば例えばの話である。
例えば、お為ごかしのお道化を見抜いて、全部話したら何か変わっていたのだろうか。
解は多分出ないのだろう。
幻想は幻想でしか無いのだから。
多分誰もがこの感情を知っている。
だけど皆んな、見ないフリをしている。
だから、止めようがない、いや止めれるものじゃないのだ。
そこにはあるはずなのに決して触れられることができないそれが『 空気 』だ。
だからその歴史は繰り返される。
むしろ繰り返されなければおかしいのだ。
だから俺は群れたりなどしない。
群れてしまったら多分空気と言う名の化け物に呑まれてしまうから。
自意識過剰でも良い。
一人でもボッチになればそいつが多数のいじめに加わることはない。
いじめなんてものは後々自分にとって損になることばかりだ。
逆にいじめられた側はチャンスなのだ。
こんなチャンス2度もないから。
たった40名程度が入る小さな空間に覆い隠すような空気という物体がはびこる社会でただ一人がその空気に埋もれていないのだから。